あなたは車をどのような目的で使いますか?
多くの方にとっては移動の為のものでしょうし、何か物を運ぶ為だけのものかもしれません。
しかしそういった合理的な側面とは少し違った価値を車に見いだす人たちもいるのです。
例えば日本には少し変わった「痛車」という文化があります。車体に二次元の創作キャラクターをペイントするこの痛車ですが、移動や運搬よりも自分の趣味嗜好をアピールする事に重きを置いたものですね。カーフィルムも吹き付けタイプのラバーディップが出ています。カーフィルム専門店には痛車の相談もあるようです。ラバーディップもいいかもしれません。
少し時代を遡ってみましょう。
1970年代から80年代にその隆盛を極め、90年代から徐々に衰退し、2016年現在は人口が激減している「暴走族」という人たちがいます。
彼らにも車両を改造する文化があります。派手なペイント、車高を異様なまでに低くするシャコタン、そして耳をつんざくエンジン音で走り抜けます。
他人に対する迷惑、という点は置いておいておくとして「痛車」も「族車」も共通しているのは自己の存在のアピールのツールとしての側面が大きいという事です。
もちろん車にはたくさんのメーカーと車種があります。この中の一つを選択するということは、それだけでその人の趣味を表すファッション的な要素も含んでいるのですが、、
中にはそれを飛び越えてアピールしたい人たちもいるのです。
今後自己表現としての車はどのように変わっていくのか、怖い気も楽しみな気もしますね。